倉庫やセメント工場が並ぶ、いかにも港湾地区らしい風景。 港で働く人達にとっては、単なる『職場』に過ぎないはずなのに、どことなくハードボイルドな空気が漂って来るのは気のせいだろうか。 太陽さえも時刻を忘れたかのような、おかしな午後の出来事であった。 錆びた潮風に吸い寄せられるように堤防を乗り越え、自転車を乗り捨て、佇む男女が数組そこに居た。 ・・・ただ彼等も、おそらく『検潮所』とは、何ら縁もゆかりも無かろう。 別バージョンあり(臨港道路とレインボーブリッジ)